といっても、ゼロから作成したのではなく、『シングルページWebアプリケーション』に載っていたチャットシステムを、WordPressのプラグインとして移植したのである。

WordPressも最近では、JavaScriptを使ってサーバーとの通信を減らしたプラグインアプリが目立ってきたように思う。

今回のプラグインでは、node.jsでよく使われる socket通信 を使っている。

その socket通信 の代表的なものが、チャットシステムである。

上記の本では、多人数でのチャットができるようになっているが、僕が欲しかったのは、ただ一人のユーザーとのチャットである。

さて、その socket通信 を実現するためには、node.js が動いているサーバが必要である。
Lolipopなどは、WordPressと同時に node.jsサーバープログラムも動作できるようであるが、このサイトにはその機能はないので、別途 Heroku でサーバープログラムを動かして、そこと socket通信 をさせてみた。

これを通じて socket通信なるものが、おぼろげながらわかった。

ただ、プラグイン単体では動作しない。Herokuなどのnode.jsが動いているサーバが必要である。

上が、2つのブラウザでチャットしているところ。
左がFireFoxで、右がChromeである。

ダッシュボードで管理人がログインすると、現在ログインしているユーザが一覧で表示される。
で、まず、管理人のほうからユーザを指定して話しかける。ユーザの側から話しかけることはできない。

管理人から話しかけられると、その内容が表示され、返事をすることができる。
管理人の方では、ログインしているユーザの一覧を見ることができるが、ログイン中のユーザ一人ひとりは、他にだれがログインしているか、わからない。

ほしかったのは、そういうシステムである。