《2日目》

朝、4時30分に目が覚めました。退屈なので、宿のまわりを散歩しました。

お宿の前 から北を眺めたところです。前方の丘には轟壕があるはずです。 また、糸洲第2陸軍壕も近くにあるから、このあたりも女子学生たちがさまよい歩いたはずです。

お宿の前 から北を眺めたところです。前方の丘には轟壕があるはずです。
また、糸洲第2陸軍壕も近くにあるから、このあたりも女子学生たちがさまよい歩いたはずです。

今日は「ひめゆり平和祈念資料館」に行く予定ですが、開館は9時なので、それまでに荒崎海岸に行くことにしました。
荒崎海岸はひめゆりの子たちの最期の地です。多くの子がここで命を失いました。

荒崎海岸にはどう行けばいいのか? レンタカーのナビには出てこない。道もない。
宿のおかみさんに聞いて、とりあえず、環境美化センターに行って、その近くの駐車場に車を停めて歩きました。ナビで見ると、すぐ近くのはずです。

荒崎海岸

舗装路はここまで。さとうきび畑の中を歩きます。

舗装路はここまで。さとうきび畑の中を歩きます。

お、荒崎海岸はこっちか!立札ナイス!

お、荒崎海岸はこっちか!立札ナイス!

う、この立札、もうあかん。大丈夫か!?

う、この立札、もうあかん。大丈夫か!?

いつまで歩かされるねん。もう30分歩いてんねんけど(T_T)

いつまで歩かされるねん。もう30分歩いてんねんけど(T_T)

やっと着いた。・・・って、車で来れるんかい!

やっと着いた。・・・って、車で来れるんかい!

ここが荒崎海岸です。荒涼とした海岸ですねえ。

ここが荒崎海岸です。荒涼とした海岸ですねえ。

ロープで下りるんですね。

ロープで下りるんですね。

ちょっと歩いてみます。下はごつごつしてて、歩きにくい。

ちょっと歩いてみます。下はごつごつしてて、歩きにくい。

ここからは歩けない。

ここからは歩けない。

ここをひめゆりの子たちは歩いたのか・・・。

ここをひめゆりの子たちは歩いたのか・・・。

このへこみに隠れたのかな?

このへこみに隠れたのかな?

ひめゆりの子たちは、どこにいたのだろう?

ひめゆりの子たちは、どこにいたのだろう?

何という花かは知らないが、ちょっと可愛い花でした。

何という花かは知らないが、ちょっと可愛い花でした。

この荒崎海岸は、ぜひとも行きたかった所なのです。今回沖縄に来た目的の一つは、この海岸を見ることだったのです。
さとうきび畑の中を汗だくになって歩き回りながら、当時ひめゆりの子たちも、夜、この道を歩いたのかもしれない。まわりは死体だらけだったかもしれない。そんなことを考えていました。

ひめゆり平和祈念資料館

前回沖縄に来たとき、ここに入ることができませんでした。今回、沖縄に来たもっとも大きな目的は、この資料館を見ることだったのです。
館内は写真は撮れませんので、写真の数は少ないですが、ビデオを見たりして、ちょっとゆっくりしました。

資料館入口

資料館入口

これが「ひめゆり の塔」

これが「ひめゆり の塔」

壕の入口

壕の入口

米須海岸

荒崎海岸から摩文仁に行くまでには米須海岸を通ります。ちょっと見ておこうと、
立ち寄ることにしました。

米須海岸

米須海岸

荒崎海岸よりも砂浜が広いです。

荒崎海岸よりも砂浜が広いです。

米須海岸に行く途中、おもしろいものがありました。

これは何だ?

これは何だ?

近寄って見ると・・・、

地下ダム!?

地下ダム!?

下はどうなっているんだ?

下はどうなっているんだ?

なるほどなあ

なるほどなあ

沖縄は珊瑚でできた島というから、そういうことも関係しているのでしょうか?
それにしても、海岸の近くにダムを造るっていうのがあることをはじめて知りました。

真壁ちなー

昼食タイムです。昼食はここと大阪にいるときから決めておりました。

ちなーの前の道……雰囲気いいですねえ。

ちなーの前の道……雰囲気いいですねえ。

店の入り口

店の入り口

店の正面……左に入り口が見えます。

店の正面……左に入り口が見えます。

入り口です。

入り口です。

何という花かな?店の正面です。

何という花かな?店の正面です。

店の裏側です。昔の民家を店にしているのです。

店の裏側です。昔の民家を店にしているのです。

店の中のようす。

店の中のようす。

注文した料理。おいしかったなあ。

注文した料理。おいしかったなあ。

お土産もいろいろ。

お土産もいろいろ。

アブチラガマ

午後は、できるだけたくさんのガマを見ることにしました。まず、アブチラガマに向かいます。

南部観光総合案内センターで入場券を購入。ついでに、ヘルメット・懐中電灯もレンタルします。

南部観光総合案内センターで入場券を購入。ついでに、ヘルメット・懐中電灯もレンタルします。

アブチラガマはこっちだ。

アブチラガマはこっちだ。

アブチラガマの説明。

アブチラガマの説明。

ここで入場券をわ たします。

ここで入場券をわ たします。

入り口。

入り口。

出口には千羽鶴。

出口には千羽鶴。

「それでは、どうぞ。」とか言われて、なんか、僕ひとりでガマに入りました。(ガイドさん無しでもいいの?)と思いましたが、まあ、係の人がそういうのならまあ、いいか。
しかし、たったひとりで真っ暗闇のガマの中を歩くのは、正直怖かった。
勇気を出して、ガマの中で懐中電灯を消した!!
感じる! 多くの人の気配を感じる!
耐えきれず、懐中電灯を点けました。

ガマの中は、ごつごつしてました。下が見えなくて、足をぐねってしまいました。
このような所で傷病人が寝かされ、治療をされていたとは……。

白梅学徒隊の壕

女子学生が看護兵として従軍したのは、ひめゆりだけではなく、他にもあったん
ですね。

白梅学徒看護隊の壕

白梅学徒看護隊の壕

経過を説明してくれているんだけど、ちょっとわかりにくい。

経過を説明してくれているんだけど、ちょっとわかりにくい。

八重瀬城の説明

八重瀬城の説明

「はいるな」

「はいるな」

ちょっと入りにく いな

ちょっと入りにく いな

ここは第二四師団第一野戦病院ということだったようです。
ここに県立第二高等女学校の生徒55名が昭和20年3月24日に配属されたということです。
その前日23日には、県立第一高女生徒と女子師範学校生徒(ひめゆり学徒)が南風原陸軍病院壕に配属されています。
55名のうち9名が健康上の理由などで除隊となったので、46名になります。
4月下旬~6月3日まで、5名が新城分院壕(ヌヌマチガマ)に派遣されました。
5名は6月3日にここに戻りました。
戦況が激しくなったので、6月3日ここの壕が閉鎖され、看護隊も解散になりました。
生徒達はあちこちをさまよい、命を失うものもいました。
師団の移動にともない、多くは国吉の壕に移動しました。
46名中22名の方が犠牲となられたということです。

東風平から少し離れていますが、国吉にも行ってきました。
これが白梅の塔です。

糸満市国吉にある白梅の塔。 平成4年に建てられたものです。

糸満市国吉にある白梅の塔。 平成4年に建てられたものです。

もとの白梅の塔。

もとの白梅の塔。

説明です。

説明です。

林の中にぽつんとありました。ひめゆりの塔のまわりにはお土産屋さんやレストランなどにぎやかなのに比べて、静かでした。
僕以外に年配の方が一人、お参りに来られていました。

糸洲壕

道を車で走ってたら、糸洲壕の表示板があったので、寄ってみました。
陸軍第二外科壕ということです。
畑の中にありました。小さな入り口です。

この表示がなかったら、 まったく気づかないでしょうね。

この表示がなかったら、
まったく気づかないでしょうね。

糸洲の壕入り口

糸洲の壕入り口

ここを通っていきます。

ここを通っていきます。

下は暗いですね。

下は暗いですね。

階段の下です。

階段の下です。

下から入り口付近を見上げたところです。

下から入り口付近を見上げたところです。

轟壕

案内板も何もないので、確かにここであると断言はできないなあと
思っていたのですが、その後、ここが轟壕であることが確認できました。

地図によるとここなんだが・・・

地図によるとここなんだが・・・

この階段を上ってみよう。

この階段を上ってみよう。

壕の入り口がありました。

壕の入り口がありました。

むやみに立ち入らないようになっています。

むやみに立ち入らないようになっています。

この壕は、村人たちが避難してきたところに、日本軍が入ってきて、混在状態だったようです。島田知事も一時ここに避難してきたようです。

摩文仁の丘

この時点で午後5時近くなっているので、平和祈念資料館は間に合いません。
しかし、行ってみることにしました。

平和祈念資料館はきれいな建物でした。

平和祈念資料館はきれいな建物でした。

平和の礎。一人一人の名前を調べて記録するっていうのがすごい。

平和の礎。一人一人の名前を調べて記録するっていうのがすごい。

きれいな公園です。

きれいな公園です。

きれいな海です。

きれいな海です。

ちょっと休憩。

ちょっと休憩。

摩文仁の丘は、すごく広い公園になっていて、平和祈念資料館、平和の礎、各都道府県の慰霊塔などがあります。
陽はもう暮れようとしています。ぼくは、あちこち歩き回ったため、くたくたで、かき氷を食べて、ぼーっとしておりました。

さて、宿に帰るとするか・・・。

(『沖縄ひとり旅』の記録はここまでです。ここで力尽き果てましたorz)